お金と労働と地球株

~無能が30代で資産1億円を達成した方法~

4. 実際の運用

4-2. 当面のゴール

本サイトは資産形成の攻略法を提案するものです。 では、私たちは最低どれくらいの資産を築けば良いのでしょうか。 当面のゴールは「労働しなくても生きていける状態」になることです。 これは、資産がもたらす収入のみで生活費をすべて賄えるようにすることを意味します。 その資産として、本サイトでは地球株を推奨しています。 地球株がもたらす配当や値上がり益だけで、衣食住含めた全ての生活費をカバーできる状態になれば、当面のゴールを達成できたことになります。 生活費は人によって異なるため、目標とすべき資産額もまた人によって異なります。 つまり、個々人の生活費から目標とすべき資産額を逆算できます。 生活費が多い人はより多くの資産を必要とし、生活費が少ない人であれば必要な資産額も少なくなります。 当面のゴールを達成した後は、余った収入をさらに資産につぎ込んでいけば、後はどんどんお金持ちになっていくだけです。

なお、ここでは上記の状態を「当面のゴール」と表現していますが、他人のための労働から解放されて、ようやく自分の好きなように生きることができるという意味では、ゴールというよりもむしろ本当の人生のスタートと言えるかもしれません。

では、自分の生活費を把握できたとして、具体的にどれほどの資産を構築すれば良いのでしょうか。 アメリカでは、4%ルールという考え方があります。 過去の統計から、株式と債券から成るポートフォリオを年4%ずつ取り崩す場合、取り崩し始めるタイミングによらず、95%の確率で30年間破産しないことが導かれるそうです。 この4%という数字はインフレ率を除いた実質の成長率です。 つまり、年間支出の25倍の資産を築けば、資産を目減りさせることなく生活できる、ということになります。 このルールに照らせば、ある人の年間の全支出が200万円であれば、その人は5000万円(200万円×25)の資産を持っていれば「当面のゴール」を達成していることになります。 しかしながら、多くの先進国でこれだけ低金利が常態化している今日では、実質成長率を4%と見込むのは見通しが甘いかもしれません。 より安全を見て、仮に実質成長率を半分の2%と見込むのであれば、必要な資産額は年間支出の50倍ということになります。 その場合、年間支出が200万円の人は1億円(200万円×50)の資産を持っていれば当面のゴール達成です。

いずれにしても、リスク資産で運用する以上、常に安定した運用益を得られるとは限りません。 また、資産価格が下落することも当然あります。 それでも地球株であれば、長い目で見ればその資産価格は増え続けることが見込まれます。 短期的な下落に一喜一憂しないことが重要です。

さて、通常、働き始めたばかりの会社員の収入源は給料のみです。 その給料から生活費等の費用を賄い、残ったお金が利益となります。 その利益で資産(ここでは地球株)を購入していきます。 当面のゴールを達成するまでは、他の資産クラスは原則として不要です。 しばらくは「生活費>地球株の収入」の状態が続きます。 引き続き働きながら、上記の行動を繰り返していきます。

しばらくすると「生活費<地球株の収入」になります。 当面のゴールを達成しました。 こうなれば、もう働く必要はありません。 生活費が変わらなければ、以降は余分な収入が発生し続けます。 これを今までと同じく地球株に投じていけば、自動的に利益が増え続け、ひいては純資産が拡大し続けるサイクルに乗ることができます。

全資産のうち地球株をどの程度の割合で保有するかは各人のリスク許容度によります。 せいぜい数か月から数年分くらいの生活費相当額を預貯金にしておき、それ以外はすべて地球株として保有することも可能です。 これではリスクが大きいように思われるかもしれませんが、一般に日本企業の会社員であれば、当面は許容範囲内に収まります。 この点については後述します。

なお、働かなくても生きていけるかという事と、実際に働くか働かないかという事は全く別の問題です。 十分な資産が無い人は生きるために「働かざるを得ない」のであって、他に選択肢がありません。 一方、当面のゴールを達成していながらも働いている人は、働く必要が無い上で「あえて働くことを選択している」に過ぎません。 両者は同じように労働していたとしても、それぞれの立場は全く異なります。

【補足】はしがきで述べたとおり、筆者は就職してわずか1年でうつ病を患い、休職しました。 その際に、不安の根源はお金、より正確に言うと「生きるために今後何十年も働き続けないといけない状態」だと思い至り、1億円の資産を作ろうと思ったのです。 その後、当面のゴールを経て、当初の目標を達成しました。 今では、もしリストラや会社の倒産によって給料がゼロになったとしても生活が可能です。 自分から会社を辞める、あるいは働くこと自体を辞めてしまうオプションも手にしています。 その上で、現在も会社で働いています。 お金の不安が解消され、精神的に非常に楽に働けるようになりました。

以上のように、私たちが目指すべき当面のゴールは、資産収入だけで生きていける状態になることです。 そのために実践することは、「節約」と「地球株への投資」の2つだけです。 やがて「生活費<地球株の収入」の状態になり、労働は必須ではなくなります。


お金と労働と地球株

4. 実際の運用

4-2. 当面のゴール